誰でも辞めたくなる看護師の闇~病棟看護師編~

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誰でも辞めたくなる看護師の闇~病棟看護師編~

私は30代の今年経歴9年目になる看護師です。

宮城県の総合病院で内科系の病棟を2カ所経験してきました。
私が看護学校を卒業し、新卒から約7年間病棟看護師として働いてきて感じた看護師の闇を項目立てて話していきたいと思います。

【お給料に見合ってる?看護師の給料事情】

看護師はよく「手に職で羨ましい!」「お給料高いんでしょ?」等言われる事が多いです。
しかし、実際は働いている看護師が全員言いますが、仕事量とお給料が見合ってないです。基本給だけで言うと、普通の会社員の方々とさほど変わらないと思います。看護師の給料が高いイメージを抱かれる原因は夜勤手当てが付くと年収が上がるからだと思います。

確かに夜勤をするとお給料は上がりますが、夜勤手当て代も仕事内容に見合ってないと感じていました。

また、賞与も病院の経営は常に一定なわけではないため、賞与も年によっては下がったりすることもあるため、安定した年収が約束されてないことが多いのも現状でした。

身体的にも精神的にも疲労困憊する職業なので、もっと給料が欲しいというのが本音でした。

【病棟看護師で辛かったこと】

私は病棟看護師として働いてきて、辛くて何回も辞めたいと思っていました。
その中で何が辛かったかいくつか話していきたいと思います。

・鳴り止まないナースコール

患者さんからのトイレに行きたいコール、離床センサーを設置している人に反応してのコールで常にナースコールは鳴り止まないです。

自分の受け持ち患者さんだけ出れば良いわけではなく、ナースコールが重なると他の受け持ち看護師が出れない場合は自分が代わりに出て対応したりします。

逆に自分が出れない場合は他の看護師が対応してくれるため、助け合いですが受け持ち部屋によっては頻回に患者さんの部屋を訪室しなければならず、本当に疲れました。

また、トイレも1回行ったらしばらくナースコールが来ないわけではなく、高齢者になるにつれて排尿間隔が短くなり酷い方だと30分毎にトイレに行きたいとナースコールを押す方もいます。

離床センサーも1人で歩き出したり動いたりしては危ない方でナースコールを押す認識ができない方に設置しているため、説明してもすぐにまた動き出し何回も離床センサーが鳴り本当に辛かったです。

・休憩時間が守られない

日勤では休憩時間が60分程度と夜勤では2時間程度が私の病院では一応マニュアルとしてありました。しかし、特に土日の勤務では人が少なく休憩時間をまともに取れたことはありませんでした。

夜勤も自分ともう1人の看護師と2人で夜勤をするため自分の受け持ちのナースコールが鳴ったら休憩時間でも対応しなければなりません。

なので、定められている休憩時間をきっちり毎回取れた記憶はなく、身体がとても辛かったです。

・どんな時もくる入院患者

私の病棟は内科であったため、他の専門科に比べるとどのような患者さんも入院で受け入れなくてはいけませんでした。日勤では多い日は3人~4人、夜勤帯でも3人程入院対応したことがあります。

受け持ちの患者さんの対応の他に状態が悪い患者さんの対応をしなくてはいけなく、とても大変でした。
酷い時だと、病棟に入院となってから気管挿管して人工呼吸器を繋ぐといった重症な患者さんの対応もしなくてはいけませんでした。

しかし、その対応中にも病棟の患者さんは待ってくれることはないため、ナースコール対応しつつ、新しく入院患者さんに入った指示をこなすといった地獄のような夜勤もありました。
今振り返ると絶対にもう経験したくないなと思います。

・Drは変人だらけ?

正直言うと天才と変人は紙一重だという言葉はDrと出会うと思い知らされます。
頭が良い方だからしょうがないのか、本当に良い先生は一握りで看護師に対して見下したり偉そうな態度をするDrも少なくなかったです。

Drへ質問するとそんなことも分からないのか?といった言葉を言う人やあからさまに嫌な顔をする人もいます。

看護師から指摘されるのがプライドが許さなかったのでしょうが、指示のミスも日常茶飯事です。それでもインシデントにならないように看護師もDrに確認する時はしなくてはいけないため、これは毎回関わってくる仕事でストレスになりました。

【リーダー看護師は辛い】

中堅になってくると、日勤では特にリーダー看護師としての役割を担うことが多くなりました。
リーダー看護師の主な仕事は日勤部屋持ちメンバーのフォローや、D rからの指示受け、日勤部屋持ちメンバーへの指示の伝達などです。

わたしの働いていた病棟では他に、入院患者さんへ新しく処方された薬剤と定期薬剤のダブルチェック、昼のカンファレンスの司会進行、必要時病状説明への同席とカルテ記録等がありました。その日の日勤部屋持ちメンバーにもよりますが、やはり若い看護師のフォローはリーダーをしながらでは大変でした。

Drからの指示受けも、早めに欲しい指示は事前に報告するのですが、外来をしながら病棟の患者さんを診ているDrがほとんどだったため、外来診察の合間をみて気を遣って指示を確認する等しなくてはいけず本当にストレスでした。

指示も病棟の患者さんの人数が多ければ多い程沢山の指示が出るため、リーダー看護師1人でまとめて頭
で考えながら処理しなくてはいけず大変でした。

【看護師の休日】

やっと休みとなりゆっくりしたいところですが、特に中堅となると委員会の仕事や看護研究等で休日を使って仕事を自宅に持ち込むこともしばしばありました。

私の場合は、新人指導をしていたので毎月の新人のレポートチェックと委員会の資料作り、看護研究の論文作成等一気に重なった年もありました。

休みが休みではないというのは本当に辛かったです。
また、休日のときですが病棟からたまに連絡が来ることもあります。

その内容は患者さんの指示確認や内服の飲ませ忘れはなかったか?等インシデントに関わる内容かの確認の電話です。
そのような電話があった休日はもうテンションが下がり、次に出勤となる日は憂鬱で仕方ないです。

休日なのに休まる時が少ないのが看護師の現状です。

【年々増える新人の離職率】

私が病棟看護師をして感じたのは毎年と言っていいほど新人が1年未満で辞めている人数が多くなってることです。前はそんなにすぐ辞める新人はいなかったように感じますが、ここ3年くらいで増えているのが現状でした。

確かに理想と現実の違いがかなりあり、看護師として自分は病棟で働いていけるのか不安に感じてしまうのは分かります。

実際に何年も働いている自分も辛いと毎日感じてしまうくらいなので、新人としては逃げ出したくなる気持ちも私は理解できました。

新人の頃は特にレポートや学習する事が多く、自信もないため仕事にも慣れず毎日が憂鬱だった記憶があります。どこの病院も人手不足のため、新人きちんとゆっくり指導できない現状もあるため特にやりずらいと新人は感じるのではないかと思います。

【まとめ】

看護師はどこも人手不足であり、常に求人を募集している状態だなと今でも感じています。
それはやはり、せっかく看護学校を耐え抜いてやっと夢の看護師になれたとしても今まで私が話してきた現実が待っているからです。

正直に言いますと私も何回も看護師自体を辞めたく、本気で違う職業になりたいと考えたことがあります。

私の話を聞いて少しでも誰かのお役に立てれば幸いです。
ありがとうございました。

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