フライトナースとは?

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看護師資格の種類

皆さんは看護師と聞くと病院で働く白衣を着た看護師さんを思い浮かべると思います。
外来では採血や検査を行っていたり、病棟では入院患者さんの点滴をしたりしているところをよく目にすると思います。

実は看護師は、病院だけではなく学校、診療所、老人施設、会社の中、保育園、船など多くの場所で働いています。

最近では看護師のなかでも専門分野により○○ナースなどと名称が分かれています。
例えばですが、一次予防(健康増進や疾病の予防)を主に行う保健事業などを行う看護師はプライマリーケアナースと呼ばれています。

その他にも世界一周などをする客船に乗船する看護師をシップナースなどと呼ぶこともあります。
○○ナースと名前がついていますが、基本となる資格は厚生労働省が認定している看護師資格です。

各学会や機関などが独自の試験や経験年数などの要件を提示しそれらの試験に合格すると○○ナースとして名称を名乗り、活動をすることができます。

インターネットなどで調べるとたくさん出てきますが、現在では多くの学会などが独自の資格を発行しその分野で特化した知識を持つ看護師を輩出しています。

フライトナースとは

では、本題のフライトナースに戻りましょう。フライトナースとは、ドクターヘリに搭乗し医師とともに現場から病院までの間で医療活動を行うことを目的とした看護師です。

一時有名になりました映画「コードブルー」などでも登場しています。こういった病院に搬送するまでに医療行為を行うことをプレホスピタルケア(Pre-hospital care)といいます。

このドクターヘリは主に、ドクターヘリの運航を行う3次救急医療機関や高度救命救急センターの機能を担っている病院が担当することが多くあります。

看護師資格を持つものであれば誰でも乗り込んで医療行為を行うことができるものではなく、このドクターヘリに乗り込むにいくつかの資格が必要となります。

フライトナースになるには

フライトナースとして活躍するためにはまずは、看護師としての経験年数が5年以上必要となります。

看護師の世界では5年以上の経験で中堅レベルとされています。フライトナースの場合は5年の看護師経験のうち3年間は救急部門での看護師経験が求められます。

2つ目に必要なのが、ACLSプロバイダーといわれる資格です。
これは、救命処置に関するプロフェッショナルとされる資格です。

いきなりこの資格を取ることはできず、一次救命の資格から徐々にステップアップしていくことが求められます。

3つ目に必要なのが、陸上特殊無線技士の資格です。この資格はドクターヘリは地上との交信を航空無線を使用して行います。

看護師も例外ではなく地上の救急隊員や警察官などと交信を行いますので不可欠な資格となります。

最後に必要なのが、日本航空医療学会が主催する講習会を受講することです。
この講習会を受講し終了できさらに上記のすべての資格が揃うと晴れてフライトナースになることができます。

しかし注意してほしいのが、この資格を持っているからと言って必ずしもフライトナースにはなれないということです。

なぜなら、ドクターヘリの運航を担っている病院に就職していることが必要だからです。
よくあることですが、三次救急を行っている病院でもドクターヘリの運航に関与していない病院もあります。

そのため自分が働いている病院、これから働く病院などがドクターヘリの運航に関わっているかどうかを確認する必要があります。

看護師の世界では資格はもちろんですが経験がものすごく重要となってきます。

資格を持っているが経験がないと宝の持ち腐れで終わってしまいます。

まずはフライトナースになりたいと決めたら運航に関わっている病院であるかどうかを確認してください。

最後に、この記事は祥太郎(男 28歳 )の現役看護師が執筆しております。

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