辞めたくてもやめられない看護師の実態

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辞めたくてもやめられない看護師の実態

私は長野県在住の30代看護師です。子2人いて日勤のみパートをしています。
今のしごと辞めたいんですが、やめられないのです。
子どもいるし、お金を稼がなきゃっていうのもあります。

今回の文章は私の看護師感にもとづく、辞めたいという思い、病院の体制、日本の高齢化社会による医療体制の崩壊などを関連付けて書いています。

☆私の看護師のスタートについて☆
もともとは公立の病院に勤めていました。
性格は自分で言うのもなんですがまじめだし勉強も頑張りました。
新人の頃はつらかったけど、仕事を覚えればできることは増えるし、夜勤も始まればお金も増える。ほしいものは買えるしうれしかったです。

ただ数年すると負担ばかり増えます。新人を指導しなくてはいけないし、夜勤も増えて体がだるい。受け持つ患者は重症ばかり。でも残業代はつかない。

ちょうどよく、結婚の話がまとまり、退職はしました。
その後出産も経験。毎日毎日、こどもに追われる。「○○さんのお母さん」と呼ばれることが増えました。

私個人はどこへ行ったんだろう。なにか買うにも夫の了承を得ないと無理。
私の今まで努力してきたのはなんだったんだろうと思いました。

☆今、働いている病院について☆
こんな思いに駆られて、近くの私立病院で日勤パートを始めました。
そんな思いをしている看護師が多くパートで働いている人が多い病院です。

上は70代以上、下は高校卒業後、看護学校に通いながら、働く20代まで幅広いのです。
もちろん20代は仕事ができない。

70代は経験はあるけど、からだがついていかない。
30代は結婚出産の経験があり、長く働くひとは少ない。

パートで働いていた人が看護師長になることが多いところでした。長く働いていても、准看護師だったりするとできることが少ない。
バリバリ働きたいであろう、パパ看護師という人は病院内にいませんでした。

看護師でそこそこの働きができる人は30~40代でした。
給料も安いので常勤職員はたくさんいる病院ではありませんでした。

仕事はやればやるほど増えていく。常勤だから、パートだからとは関係がありませんでした。
だって、入職して数年の人でもできる人は看護師長になっていく病院だから。

また、以前働いていた公立病院では、「患者さんのために最善を尽くす」のが当たり前であり、そのために必要なことは医師と看護師とチーム医療でしっかりと行うことができました。

でも私立病院は「お金」がすべて。経営がすべてでした。
「この患者さんはどこで死んでも同じ」と言って、病棟を移動させ、その日に死んでしまったり。そんな、悔しい、悲しい思いもしました。

違和感を訴えたら、訴えた私が悪いと言われる始末。
自分を否定されているようでした。

そのほかには、高齢者が多いので、予測困難な急変も多かったです。
どんな患者さんでも入院うけいれしてくれる病院として知られた病院であるため、生活保護や身寄りがない人も受け入れしていました。

そのため、患者さんがある程度回復しても、支える人がいないので、退院させられない。退院してもすぐに具合悪くなって入院してくる人も多かったです。

病院は治療をする場所ではなく、住む場所といった感じの人も多かったのです。
せっかく看護師になって頑張ってきたのに。

ここで長く働いて、自分は後悔しないのだろうかと思いました。

☆コロナウィルス騒動はどんな影響を及ぼしたのか☆
そしてコロナ禍。1年前は私たちの病院ではコロナ患者は受けないから、安心して働いてくれと言っていた。

感染症の病棟なんてありませんでしたから、自分がコロナウィルスをもらってこなければ、かかることもないだろうと思っていました。

しかし、この病院が、1年後。コロナ患者を受け入れる病棟を作れば、患者を受けなくてもお金が儲かるからと病棟を作りました。あまりにもコロナウィルスが広がったからですよね。

そして、コロナ対策に看護師を配置。
もともと女性が多く出産離職や介護休暇も多いのと重なり、人手不足がマックスでした。
また、もともと常勤職員が少なく、負担が増えた常勤たちがけがや病気で休む。

けがして戻ってきたスタッフなんて、電話番、書類番しかしなくて、ボーナスもらっている人もいました。理不尽すぎてつらい。

慢性的な人手不足が人手不足を呼んでいました。
残業が半端ない。こどもの迎え時間に間に合わず、連れて帰ってきてごはんを食べさせてからまた、夜中に仕事に戻り記録して朝、また来る。

倒れますよね。
辛すぎる。患者みる前に看護師倒れる。

辞めようと思い、伝えたら、病棟をかえたらどうかとの打診。まあ仕方ないかと思い、受けました。

☆働く場所を変えても何も変わらない☆
病棟をかえたら、50代後半から70代が働いていました。
まず、高齢である60代70代が辞めたいとのこと。
からだが持たないのはわかる気がします。

腰が痛い、膝が痛い。耳が聞こえない。
ナースコールが聞こえない。

それはわかる気もします。

患者さん予備軍のような状態の人が働いていました。
結局のところ、負担は減りませんでした。
体力や知力を必要とする仕事をできる人は夜勤をしていました。

日勤にいるのはパートと50代後半から70代となれば、30代の私はなんでもこなさないとまわりません。
つらいけど、おばちゃんたちはもっとつらいから、あんた若いんだから頑張ってと言われます。つらいけど、なんでもこなせるようになっていたから仕方ないと思っています。

60代や70代が辞めたいのはわかる気がします。もう体ぼろぼろ。稼ぐのも自分の分だけでいい。わかります、だって、30代でもつらいんだから。

☆高齢化社会だから仕方ない☆
退職したくても退職できないんです。
人がいないから、後任がいないのだから。師長にも言われます。人手不足は地域に働くヒトがいないからだと。

退職願いを出しても受理されないのです。病棟移動や勤務時間を変更してどうにか続けられないのかということ。

60代も退職できないのに30代も退職はできません。辞めるなら、急にこなくなった。次に行く場所を見つけて就職が決まっている、退職代行を使うしかないでしょうか。
 ほかに円満に退職する方法って知りませんか?

わたしの住んでいる地域はこどもより高齢者が多い地域です。
病院側も給料上げたくても上げられないのです。
だって患者さんの多くは高齢者で、手術やおおがかりな治療には耐えられない患者さんばかり。収益が少ないのです。

ちょっと具合が悪くなって入院してもすぐに回復できるほど、高齢者には体力がなく、DPCは終了してしまうのです。

かといって、病院がつぶれると、多くの患者さんが困ってしまうのです。
給料あげれば看護師来る気がします。
医療は崩壊しています。

でもこんな医療でも、ないと困るひとたちがいるのです。
60代や70代が退職したらしたで、もっと負担が増えることが予測されるので、やめてほしくないと伝えています。

☆最後に伝えたいこと☆
看護師ってコロナ禍でも仕事なくならないし、いいなって思っているそこの人たち。ブラックなだけです。人が定着しないんです。
医者に行けば、病気が治るって思っているそこの人たち。
違います。

医者は薬や何らかの治療を施してお金を得るために行っています。
健康な状態になるとは言えません。病気が治って死ぬのは予防できるだけです。

こうやって社会は成り立っている、辞めたくてもこども育つまでやめられない、老後資金貯めるまでやめられないからなんとかやってます。

退職したくても退職できない、こんな思いだけど仕事に行っている、これも自分かと思うまで、時間がかかりました。
そうは言ってもいつでも退職できるように常に退職願いは持っているし、求人はチェックしています。こんな人、ほかにもいますか?

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